現在、コミュニティに対する「商店街」は、商業の営みだけにとどまらず、教育や福祉、文化的な機能を持つ拠点として多様化している。また、老舗や古い街並み、祭りなどの歴史が残り、街の原風景でもある。
「商店街」という言葉は、シャッター街といった否定的な、過ぎ去ったものというイメージで語られることも多いが、新しい商業施設が“〇〇商店街”と名付けられるように、人は商店街という場所に対して、単なるノスタルジーではない、消費するだけではない、価値を未だに感じているのではないか。それは、若い世代を中心に、ローカルな場所が“未開の地”としてポジティブに捉えられ、新しいコミュニティが立ち上がりつつあることにも通じているのではないか。
私たちは「ナゴヤ商店街オープン」の取組みによって、未開の地としての商店街を(再び)切り開いていく方法を共に学び、実践していく人づくりを目指す。 ナゴヤ商店街オープンは行動することに重きを置き、商店街の“ウチとソト”の人たちによる議論と、再生計画を実行するための開かれた場所である。
株式会社ナゴノダナバンク
通称ナゴバン。魅力あるまちづくりに取り組む会社。