まちに立ち並ぶお店たち。日々の買い物だけでなく、最近はお店の中で小さなイベントがあったり、お客さん側からお店の新しい使い方を提案してみたり、みんながお店に求めることも変わってきている。
そう、まちには社交場が必要だ。社交場といえば喫茶店や居酒屋が思い浮かぶけど、これからは色々な姿があり得ると思う。直接的なコミュニケーションが取りづらい今だからこそ、考えられることはあるはずだ。
人々が行き交い新しいことが生まれていく、そんな「場」を一緒につくり出しませんか。
ABOUT
商店街に立地する空き店舗の再生を目指し、活用のアイデアからその実現まで取り組んでいきます。まちで面白いことをしてみたい人、まちで商売を始めたい人、地元の人など多様な人が集まり、対象エリアを知ることからスタートします。参加者に加えて市内商店街で先進的に事業を営む講師陣(キャプテン)が一緒になって、エリアの活性をもたらすような事業プランを考えていきます。
これまでに4年間で、名古屋市内7箇所の商店街で実施し、喫茶モーニング(名古屋駅西銀座通)、シバテーブル(柴田)、リーディングマグ(西山)、ティーピック(新大門)などがオープンしています。5回目となる2022-23は、南区の内田橋商店街、緑区の有松が舞台です。
PROCESS
リサーチ・ステージ
まちの特徴や課題を知り、エリア活性の起点になるようなアイデアの種を考える。
(まちの分析・キャプテンによるレクチャー・ブレスト など)
プランニング・ステージ
アイデアを実現可能性のあるプランに練り上げる。
(先進事例調べ・運営方法やレイアウト検討・実際に運営する事業者探し など)
プレゼンテーション
事業プランを発表する。プランの一部を実験してみる。
※今年度はここまで行います
リノベーション
改装工事・開業準備
※商店街オープンの中で決定した事業者が主となり行います
SCHEDULE
参加にあたっては、内田橋・有松のいずれかを選んでください。1・2回は各会場、3~5回は同一会場にて行います。
名古屋市南区の内田橋商店街。堀川と新堀川が合流する内田橋のたもとにある。このところ、祭りが復活し、ローカルな喫茶店もひそかに注目を集めている。
- 対象物件
- RC造、築50年、約700平米
名古屋市緑区の有松。江戸時代の面影が残る町並みや、伝統工芸である「有松絞り」の産地として知られている。
- 対象物件
- 木造、築57年、約30平米
リサーチ・ステージ
- 第1回
- 10.30 sun13:00ー17:00
- 第2回
- 11.06 sun13:00ー17:00
- 会場
- 有松・鳴海絞会館ほか有松地区内
名古屋市緑区有松3008
- 第1回
- 10.29 sat13:00ー17:00
- 第2回
- 11.05 sat13:00ー17:00
プランニング・ステージ
内田橋、有松の各参加者チームが同一会場に集まります。別々に事業プランを検討していきますが、チーム間でも意見交換を行います。
- 会場
- なごのキャンパス
名古屋市西区那古野2-14-1
- 第3回
- 11.20 sun13:00ー17:30
- 第4回
- 12.04 sun13:00ー17:30
- 第5回
- 12.18 sun13:00ー17:30
プレゼンテーション(2月)
詳しい実施日や実施方法については、プランニング・ステージの中で決めていきます。
プランニング・ステージ終了後、プレゼンテーションに向けた準備をチーム内で協力して行います。
ENTRY
- 参加資格
- 原則すべての回に参加できる方、経験不問
- 対象者
- まちを面白くしたい、商店街で事業を始めたい、事業を起こすことに主体的に関わってみたいという思いがあり、建築やデザイン、経営、不動産など(どんなことでも)自らの経験やスキルを生かしてみたい方
- 参加費
- 無料
- 定員
- 各8名(合計16名)
- 募集締切
- 2022.10.14(金)
- 申込方法
- 内田橋、有松のいずれかを選んで エントリーページ から申込み
CAPTAIN
参加者と一緒になって、事業プランを組み立てていきます。
市原正人・藤田まや・齋藤正吉
株式会社ナゴノダナバンク
通称ナゴバン。魅力あるまちづくりに取り組む会社。
円頓寺商店街がある那古野地区のまちづくりを行う那古野下町衆、その中の空き店舗対策チームとして誕生。現在は那古野地区に加えて他のエリアの空き家対策、イベント企画運営も行い、那古野地区との地域間連携による魅力あるまちづくりを目指している。
宮本 久美子/建築士
宮本久美子建築設計事務所主宰
設計活動に加えて思いがけず、4年前から生まれ育った笠寺のまちを拠点化し、まちづくりの活動を開始。商店街の一角にあるビルを再生し、新たな賑わいとコミュニティを創出する「
かさでらのまち食堂」を設計・運営している。また、“
まちを借りよう”をコンセプトに、まちまるごとシェアの活動も展開している。
植村 康平/建築士
植村康平建築設計事務所主宰
自身も暮らす名東区で開催された商店街オープン2018に参加。西山商店街の空き店舗を活用した複合施設「ニシヤマナガヤ」を提案し、設計者兼事業者として実現させる。 現在は
ニシヤマナガヤの管理人、商店街の副理事長として、商店街の人々や地域住民、大学と連携しながらまちづくり活動を行っている。