住所:名古屋市中村区則武2丁目32-4(名古屋駅徒歩9分)
開業時期:2019年5月
施設の特徴:120軒以上のモーニングサービスを食べ歩いたオーナーが運営するモーニング初心者のための喫茶店。一日中モーニングセットが楽しめる。
運営者:市野将行(株式会社ランダムネス)
facebook:https://www.facebook.com/kissamorning/
Instagram:https://www.instagram.com/kissamorning/
リニア開通に向けて開発が進む名古屋駅西側に位置するこの商店街は、いまでも名古屋の古い佇まいが残り趣のある街の中心を東西に貫く通りにある。リニア開発の影響か、名古屋駅から徒歩9分と利便性の高い立地ではあるがマンションが取り壊わされ空き地が目立つようになり、解体を待つように空き店舗も目立ち始めている。
今回の物件は商売をされていた頃の面影が残る木造2階建ての古民家。昭和の情緒が残る駅西にふさわしいソフト・ハードのデザインは何か?駅の西側の文化を愛する面々が集まり議論をスタートさせた。
今回の物件は商店街の通りの北側やや西寄りに位置した木造2階建てのお茶碗屋さん(陶器)だった店舗
まずは参加者による現地視察。既存の什器もデザインが面白く再生して利用できると良いが状態が微妙。
この街の特徴(良いところ、悪いところ)をあぶり出し、どのようなコンテンツがディープな街の歴史と上手く融合できるか考える。
ワークショップ参加の建築家が「駅西愛」が詰まった参加者意見をまとめ模型を作ってみる。外観は既存のイメージを活かしている。
焙煎も行うカフェ、2階の客席ではワークショップも開催できる店の提案がされる。
解体開始!
塗装作業はワークショップ参加者やその友人たちによるDIY
ドリンクを注文すると一日中モーニングサービスが付いてくる「喫茶モーニング」が完成!
古い梁や天井、床板はそのまま利用し当時の面影を残している。
喫茶モーニング開業後、開かれた店舗の存在が地域の活性化に重要と感じたサブリースオーナーの「ミートパイ専門店」や「なごや土産専門店」など地域を残した建物を活用した店舗の開業につながっている。